祝・Bリーグ開幕!プロバスケットボールリーグが乗り越えてきた問題について
2016年9月22日、バスケットボール男子の新しいプロリーグが開幕しました!
記念すべき第1試合目は、これまで分裂していたNBLとbjリーグのそれぞれのチャンピオンといえる『東京アルヴァルク』と『琉球ゴールデンキングス』の試合でした。
『東京アルヴァルク』は昨季NBLレギュラーシーズンの勝率1位だったチーム。
『琉球ゴールデンキングス』は昨季、bjリーグで最多4度目の優勝したチームです。
結果は、80対75の接戦を制したホームの東京アルヴァルクの勝利!
さて、なんで今Bリーグが話題になっているのでしょうか。
それが1番最初に書いた『分裂していたNBLとbjリーグ』という問題がプロバスケットボール界にずっと付きまとっていたのです
この問題を非常にわかりやすく紹介してくれているのが『やらない子と学ぶバスケ分裂問題』
2chのキャラクターや漫画・アニメのキャラクターが出てくるので、慣れていない人には読みにくいかもしれませんが、ぜひご一読いただきたい内容です。
これほどわかりやすくこの問題を説明しているサイトはありません。
ただとても長いので、簡単に説明します。
①元々実業団リーグが、スラムダンクやNBAの人気に後押しされてプロリーグ化を検討。(ちょうどサッカーのJリーグが設立された頃)バスケットボール日本リーグ機構(JBL)が設立される。
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②プロ化を嫌がる実業団チームと、プロ化を目指すセミプロチームで対立が発生。興行権を持っているJBLもプロ化しなくていいんじゃないかという姿勢。
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④それに怒ったJBL、世界選手権に出場できる選手をJBL所属だけに限定する
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⑤bjリーグ、地道に頑張る。実業団ではないので母体の企業体がなく、苦しい状況が続いたが、地元のスポンサーを探したり、ハーフタイムショーを充実させたり、ファンサービスを頑張って収益化を目指す。
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⑥2006年世界選手権が日本で行われるものの、13億円もの大赤字を出す大失敗。その後のJBLの対応のまずさを巡って、JOC(オリンピック委員会)が仲裁、管轄下に置かれる。
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⑦しかし、その後もゴタゴタはおさまらず。
赤字を補填するために全国の部活動等からバスケ協会員の登録費を値上げしたりやりたい放題。結局JOCから資格停止処分を受ける。これでオリンピックなどへの参加が禁止。
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⑧ある程度内紛が収まり、JOCの資格停止処分はなくなるが、あまりの酷さにFIBA(国際バスケットボール連盟)が介入することに。
そこで除名を防ぐためにあげられた条件が
・ガバナンスの改善
・若い世代の代表選手権と国内大会(インターハイ)の重複問題の解決
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⑨散々嫌がらせをしていたJBLに対し完全プロ化するなら、統合に賛成するbjリーグとそれをよしとしないJBLリーグ所属の実業団チーム。ゴタゴタは続く。
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⑩2014年、期限を迎えても改善できなかった結果、FIBAから除名。あらゆる国際大会への参加資格を失う。
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⑪JOCの許可のもと、FIBAが日本のバスケットボール協会の改革に乗り出す。
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⑫長きに渡る混乱が収拾。FIBAにも復帰。ソフトバンクがリーグ全体のスポンサーになるなどの後押しがあり、ついに統合リーグが始まる。
これで詳細の1/5くらいです…。
なかなかひどい話でした…。正直、JBLの組織はないわ〜って感じですね。もちろん立場が違えば視点も色々あるんでしょう。とはいえ、所属している選手やチームには関係ない話です。
小学生の頃にスラムダンクを見て、バスケを始めた『スラムダンク世代』としては、日本のバスケットボールが盛り上がり、いつか田臥に続くNBA選手が出てくるのを楽しみにするばかりです。
頑張れ、日本のバスケットボール!
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