プーケット空港から各ビーチ・街へのアクセス方法!全部紹介します!
プーケット空港はプーケットの島の北部に位置しています。
プーケットはタイ最大の島です。ざっくり計算するとプーケットというは沖縄の2/3程度、だいたい淡路島と同じ大きさです。
その最北部に近い空港から各ビーチへ移動するには結構時間がかかります。
そして、プーケットには鉄道がありません。そのため、移動する手段がいい意味でも悪い意味でも分散しています。それら交通機関を紹介します。
旅行に来た人に役立てば幸いです。
あ、ちなみに空港送迎あるいいホテルのお話はどこかに置いておいてください。
プーケット空港からの交通機関
プーケット空港から移動する手段は下記の6種類です。
- タクシー
- ミニバス
- バス(空港バス)
- バス(スマートバス)
- レンタカー
- レンタルバイク
それぞれについて紹介します。
タクシー
タクシーに乗る方法はいくつかあり、それによってやや値段も変わります。
- 空港専属タクシー
- Grabタクシー
- 流しのタクシー
空港専属タクシー
プーケット空港到着後、荷物を受け取り、税関を抜け建物の外に出るとタクシー専用ブースがあります。そこで行きたい場所を告げれば、定価で行ってくれます。
このブースでお願いすれば事前に料金が決まっているので、ぼったくられる心配はありません。相場としてはパトンビーチまで600~700バーツといったところです。
Grabタクシー
タイで一般的なタクシー配車アプリです。Uberがタイから撤退してしまったので、プーケットではGrabのみタクシー配車アプリとして利用できます。最近バンコクではLineタクシーもリリースされたとのことですが、プーケットまで進出するにはもう少し時間がかかりそうです。
GrabではGrab CarとGrab Taxiを呼ぶことができます。Grab Carは最初から決まった料金で送迎、Grab Taxiは全てメータータクシーなので実際に乗っている間に料金が決定します。
Grabでは全てのドライバーを面接し、採用しているとのこと。こちらもまたぼったくりに会うことはないでしょう。しかし、ちょっと問題なのが、アプリのインターフェイスが全てタイ語なこと。直感的なUIなので、呼ぶのは苦労しませんが、ドライバーからメッセージが来ると困ったものです。英語で返信すれば英語で書き直してくれる人が多いですが。
もう一つ問題としてあげられるのがドライバーの多さです。空港はタクシーの稼ぎ所ということもあり、みんな空港タクシーとして仕事を受けることも多く、アプリ上で近くにいるはずなのに、応答してくれない・来てくれないということもあります。
そういう場合は素直に他の手段を取りましょう。
流しのタクシー
空港の建物だけでなく、空港の敷地から外に出れば流しのタクシーもいます。しかし、外へ行ったからといって、安くなることはほとんどありません。
旅慣れしている人は空港にいる人たちを警戒して、流しのタクシーがいいと外まで行かれるかもしれませんが、そのメリットはプーケットにおいてはほぼありません。
むしろもう逃げ道がないと高く請求される可能性の方が高いです。
プーケットで流しのタクシーを捕まえて、メーターを使ってくれる可能性はほぼゼロです。これはタクシーマフィアが幅を利かせていたプーケット特有の事情です。
ということで、基本的に流しのタクシーはオススメしません。
ミニバス
プーケットの空港からの足として最も一般的なのがこちらのミニバスです。
乗合タクシーのようなものです。いろんな人をハイエースに乗せて、各ホテルまで送ってくれるサービスです。
料金は一人150バーツとお安いのですが、いくつか注意点があります。
大きい荷物があると、追加料金を請求されること
強制的にぼったくり旅行会社へ連れて行かれること
大きな荷物がある人はタクシーか別の手段を取りましょう。また旅行会社へ行ってもそこで申し込まないこと。
ぼったくり旅行会社の利益の一部がこのミニバスの運転手、または会社にキックバックされます。相場の2倍以上で売っています。
この2点を除けば、泊まるホテルの目の前まで行ってくれるので、便利な交通手段です。約1時間ごとに空港、または街から出ています。
なお、ホテルから空港へ帰る際は、ツアーに申し込む人はいないため、素直に空港へ行ってくれますが、その分50バーツ増しになっている事が多いです。
営業時間は時期などにもよりますが、朝から晩まで。早朝や深夜には運行していないのでご注意を。
バス(空港バス)
空港バスはプーケット空港からプーケットタウンにあるバスターミナル1へ運行しています。残念ながらこのひとつのルートしかありません。
プーケットタウンに泊まる。もしくはプーケットタウンから別のバスに乗り換えて、各ビーチに行く。という不便なバスです。
始発から終点までで100バーツです。
バス(スマートバス)
こんな不便なバス路線に対抗して出来たのが、スマートバスです。2018年5月1日から運行を開始しました。
路線は空港から西海岸を巡り、南端のラワイビーチまでです。
北からボートアベニュー(バンタオビーチ)、スリンビーチ、カマラビーチ、カリムビーチ、パトンビーチ、カロンビーチ、カタビーチ、そしてラワイビーチです。
プーケットの主要ビーチを網羅しています。料金は空港からパトンビーチまで150バーツ、空港から終点ラワイビーチまで170バーツです。
またスマートバスという名前だけあって、専用ページで今バスがどこにいるのかがわかりますし、車内ではそこそこ早い無料wifiが付いています。
なかなか便利で安いバスなのですが、いくつか注意点が。
まず、料金の支払いがやや特殊なのでご注意ください。
バンコクのBTS(電車)でも利用可能な交通ICカード、ラビットカードで支払いが出来ます。なんと現金では支払いできません。
このラビットカードは、バスの車内で購入することができます。
バス初乗車時にカード本体代とカードの中にチャージされる金額を合わせて購入することができます。中にチャージされた金額がなくなってしまった場合、現在マクドナルドなどのお店でチャージすることができます。
まだまだ始まったばかりで、チャージできるところが限定されているのが苦しいところ。
このラビットカード、バンコクとプーケットでしか利用できません。日本のカードのようにもう使わないから、返金してもらう。ということも出来ません。空港往復のためだけに購入するのはちょっともったいないかも。
もし滞在中、いろんなビーチに遊びに行く。もしくはバンコクにも行くとかまたプーケットへ来るというのであれば、いいのですが。
次の問題点は本数が少ないということ。
朝6時くらいから夜9時くらいまでの運行です。1日片道8本のみ。使い勝手がいいとは言いづらいですね。
あなたのスケジュールとバスのスケジュールがうまくハマればとても便利なのですが、まだまだ発展途上といったところですね。
レンタカー
ここ最近レンタカーをイチオシしている記事を書きました。よかったらご覧ください。
空港でレンタカーすることもできますし、ホテルに到着後も可能です。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
レンタルバイク
これはアクティブひとり旅の人におすすめ手段です。
空港でバイクを借り、滞在中もバイクで移動。そして出国の時に空港近くでバイクを返却する。という形です。
プーケットは空港からホテルだけでなく、移動全般やや値段が高いです。なので徹底してレンタルバイクを使うことで、出費を抑えることができます。
ローシーズンで150〜200バーツ。ハイシーズンで200〜250バーツです。
ミニバスより高くなるじゃないかと思われるかもしれません。しかし、これは1日の料金です。ミニバスで移動した後、タクシーやトゥクトゥクで隣のビーチに行こうものなら一瞬で1日500バーツを越えます。滞在期間中の移動と考えると最も安くなるのがレンタルバイクの強みです。
ただ、空港から各ビーチまで結構距離あります。その覚悟の上で、お乗りくださいね。
もっと、詳しく紹介したのがこちらの記事です。
さいごに
どの交通機関がおすすめか?結局のところ、到着時間によると思います。
プーケットは直行便がないため、必ずどこかで乗り継ぎをしなくてはいけません。
日本を朝出るような便であれば、夕方くらいに付きますので、選択肢は多くなりますが、昼頃出て深夜に到着する場合はタクシーの一択になるかと思います。
その辺りも踏まえて、フライト選びされてみてはいかがでしょうか。