いまさら人に聞けないマッサージの種類まとめと受け方のコツ

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あなたはマッサージをどれくらいの頻度で受けますか?
私はかつて全く行っていませんでした。しかし、結婚した妻が大のマッサージ好き
気づけば週1、2回行くようになりました。

さらには海外へ行ってのマッサージ体験!
スリランカでアーユルヴェーダを受けて来るまでになりました。

でもなんだがマッサージって種類とかわからないことがいっぱい。
スパとエステと何が違うの?タイ式とバリ式ってどっちがいいの?

そんないまさら人に聞きにくいマッサージについてまとめて見ました。

マッサージの目的

当たり前ですが、体の疲れを癒すのが主な目的です。
でもそれだけでなく筋肉の回復を促進させたり、リハビリの一環として利用されたり、様々な形でマッサージは使われています。

今はそれが多岐に渡りすぎていて、それぞれの特徴がわかりにくくなっているような気がしますね。

マッサージの違い

看板の違い

看板の違いというとわかりにくいかもしれませんが、具体例を見ていただくとわかりやすいかと思います。

マッサージ

これが基本形です。このマッサージという大きい括り中にタイ式とかバリ式とかが含まれます。その辺りは後述しますね。

スパ

スパというのは厳密に定義されているわけではありませんが、マッサージに関連して定義するなら「水療法」と「手による施術」を組み合わせたリラグゼーションを指します。

ベルギーに温泉で有名なスパという町がありました。
そこから転じて英語では、温泉療養のことをスパと呼ぶように。
サラにそれが日本に入って来るときに、大規模入浴施設のことをスパと呼ぶようになりました。

なんとなく水が絡むマッサージってイメージです。

エステ

エステというのは、フランス語のエステティック(美学)という言葉が由来です。
エステで行われるマッサージは、小顔を効果を目的にしたものや肌の美しさを得る目的など、『美しくなる』目的のために行われます。

『美しい』と『健康的である』ことは不可分なので、ここの線引きは難しいですね。

あとお店の特徴として、お客さんの性別がきっちり分かれている気がします。

最近はメンズエステなんていうのも流行っているようですね。

カイロプラクティック

カイロプラクティックは1895年アメリカ発祥の医療行為。

ギリシャ語のカイロ(手)プラクティック(技術)を組み合わせた造語です。
海外では筋骨格系の障害を取り除く脊椎ヘルスケアの専門家としてしっかりと制度化されていますが、日本ではまだ制度化されておりません。

誰でもカイロプラクティックを開業することができる状態です。

そんな法制度的な話はさておき、具体的にカイロプラクティックはどのような行為を指すのでしょうか。

日々の生活で背骨が歪み、神経を圧迫している状態を治そうというのがカイロプラクティックの目的です。

逆に神経圧迫の問題などがない人はカイロプラクティックを受ける必要はありません。

整体 

整体は定義づけるのが難しいです。
というのも整体っていろんな人がいろんな技術や知識を盛り込んで発展させているので、人によってカイロプラクティックに近かったり、マッサージに近かったり、歪み矯正を主眼としていたり、疲れを取るのを主眼としていたりします。

だから一言で整体っていっても、よくわかりません。

ご当地流マッサージの種類

タイ古式マッサージ

指圧・マッサージストレッチ整体・矯正の3部構成が特徴です。

なので、硬くなっている筋肉をゴリゴリされたり、無理な体勢で体を伸ばされたり、体重をかけて姿勢を正されたりします。笑

慣れるまでは、身体が無意識に抵抗しちゃって疲れてしまうかもしれません。
でも慣れると、すごい効果があるマッサージだと思います。

バリ式マッサージ

バリ式マッサージは主にオイルマッサージを中心としたマッサージです。

ゆっくりと優しく、凝った筋肉やリンパを伸ばしてくれます。

無理な体勢とかは取らないので、慣れていない人でもリラックスしてマッサージを受けることができます。

難点は、身体中にオイルが付きます。シャワーを使わせてもらえますが、全身のオイルを取るのは自宅に帰ってから。
仕事中に抜け出して、ちょっとマッサージへ行って来たら『なんかテカテカしてない?』と言われること間違いなし。

中国式マッサージ

中国4000年の歴史!

気功とかよくわからないパワー的なマッサージ。
というのは冗談ですが、西洋医学的には解明されていないけど、歴史的な経験則から生み出されたマッサージです。

しかし、日本で中国式マッサージというとちょっと怪しげな雰囲気が…。
よほど有名で実績あるマッサージ店でない限り近づかないほうがいいかも。

韓国式マッサージ

アカスリなんかで有名な韓国式マッサージですが、これも中国式と一緒でちょっと怪しい。新橋で「シャチョーさん」なんて声をかけている姿を見ます。

どうせ行くなら、本場へいった時にしましょう。

ハワイ式マッサージ

ロミロミと呼ばれるマッサージです。
調べるまで知らなかったのですが、wikipediaが面白かったので引用。

ハワイ島ビッグアイランド)のアンティ・マーガレットが、カフナであった彼女の祖父から教わった門外不出であるべきロミロミを継承させるため、血族内の継承という禁を破り、家族以外の人々にロミロミの技術を伝えたものに由来する。

本来ロミロミはハワイアスピリットが下りてきた二本の柱の一つである(二本の柱の一つはロミロミであり、他方は男性の武術であるフラダンスである)。遠くから敵に見られた時にどの位強いか悟られないようにダンス中に武術のすべての要素を隠したものがフラダンスであり、その武術や戦いで疲れたり故障したりした身体を癒し、治療したのがロミロミである。 本来、古式ハワイアンロミロミは、ハワイアンスピリットからのサポートを得られるよう「今日の施術に神の英知が行われますように。」との祈りで始まり、感謝の祈りで終わることで心と身体と魂を癒し、修復する。

祈りで始まり祈りで終わるものが、ハワイアンロミロミである。

ん〜。すごいですな。
へそ曲がりな私としては、誰がこの記事を書いたのかが気になります。

そんな個人的な意見はどうあれ、アメリカではロミロミは公式に国家資格として認められた立派な資格だそうです。

マッサージとしてはバリ式に近く、たっぷりオイルを使ったオイル・マッサージが中心です。

スウェーデン式マッサージ

ところ変わって、ヨーロッパ。サウナが有名なスウェーデンから登場。

スウェーデン式マッサージも同じくオイルマッサージなのですが、バリ式やハワイ式とは違い、少量のオイルを用いて施術します。

この違いは、立地の違いから来るそうです。

バリやハワイといった暑い地域ではたくさんオイルを塗ることで、揮発で熱を奪い清涼感を体感させることを目的にしていますが、スウェーデンの様に寒いところでは逆に使うオイルを最低限に抑えることで、あまり熱を奪わないで血流を良くさせ体温を上げる効果を狙っているそうです。

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダをマッサージに入れていいのか悩みましたが、一応紹介。

インドやスリランカで有名なマッサージです。
本質的にはマッサージはアーユルヴェーダの中の治療部分の一つにすぎません。

専門家が診断し、食事や生活へアドバイスしながら、毒素を出して行く。という構成になっています。その毒素を出す部分で用いられるのがマッサージ。

アーユルヴェーダというのはインド式総合医療なんですね。

だから簡単にアーユルヴェーダを売り文句にしているところは「なんちゃってアーユルヴェーダ」な可能性が高いです。

本気でアーユルヴェーダを体験したい人はスリランカとかインドにあるアーユルヴェーダ専門のホテルに滞在したりしています。(妻も行きたがっていました)

日本式マッサージ

最後に紹介するのは、日本式マッサージ。
針灸つぼを中心とした日本伝統のマッサージです。

理屈はよくわかりませんが、これもまた歴史ある経験則から発生したリラグゼーション。いろんな人が、効果があるといっていますから西洋医学ではない理屈があるんでしょうね。

あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師はそれぞれ国家資格。
そして、その3つを持っている人は『三療師』と呼ばれます。

なんか漫画とかに出て来そうなかっこいい称号だな!

 

さいごに マッサージを受ける時のコツ

マッサージってタイプによって、向き不向きがあると思います。

最初は、アロマ系のマッサージ(バリ式、ハワイ式、スウェーデン式)から入るのがいいと思います。

最近もっぱらタイ式マッサージ行くのですが、元々私は身体を触られるのが苦手。
つい身体がこわばって、結果的に疲れがたまっていました。

それからどうやったらタイ式マッサージがよくなって来たのか。

慣れしかないです。
最初は意識してリラックスしようと努力したいましが、慣れて来るにつれて脱力したままでマッサージを楽しむことができる様になりました。

今ではマッサージのない生活は考えられません。

 

仕事が忙しくて行く時間もないし、近くにいいマッサージ店もないという方は、いいマッサージグッズをゲットするといいと思うよ!