一生に一度は泊まりたい!プーケットを代表する最高級豪華リゾートホテル3選
ちょっと空いた時間に海外旅行の日程を考えて、どこのホテルに泊まろうかなぁなんて妄想するのが大好きな私ですが、ホテル産業に携わるようになって、さらにその趣味にのめり込むようになってきました。
今回は、私が住んでいるプーケットのホテル情報。特にプーケットを代表する最高級ホテルをご紹介したいと思います。
最高級ホテルの魅力
人間は『起きて半畳、寝て一畳』なんて言います。寝て起きて生活をするのにそんなに大きな空間が必要ありません。一畳分のスペースがあれば十分生活ができます。
それは旅行中も一緒。荷物が置けて、寝るスペースがあればそれで十分なはずです。『それでもいいホテルに泊まりたい』という気持ちは生まれます。それはなぜでしょうか。
海を目の前にした5つ星ホテルでふかふかなキングサイズベッドで寝ようが、1泊数百円でノミがいそうなボロボロのバックパッカー宿の2段ベッドに寝ようが、同じ1泊は1泊。『同じ1泊でも出来ればいいホテルに泊まりたい』という気持ちがわき起こるのはなぜでしょうか。
最高級ホテルの機能や価値?
ホテルの基本機能というのは、移動(旅行)先の拠点となることです。出張で利用するビジネスホテルなんていうのはその機能に特化したものです。
しかし、最高級と呼ばれるホテルやリゾートホテルにはそれ以上の機能や価値があるはずです。それは一体なんでしょうか。
私が思うホテルの価値はこの二つです。
- 普段の生活から離れる非日常感
- そこでしか体験できない宿泊経験
普段の生活から離れる非日常感
せっかくの旅行に出かけて、自宅と同じような環境にいるのは、なんかもったいない気がします。
窓から海が綺麗に見えたり、ジャングルが見えたり、日常ではあり得ない光景、風景を見たいです。 そして、部屋も普段と違う豪華な部屋がいいですね。食事も自炊するのではなく、シェフが手に暇かけた料理に舌鼓を打ちたいです。
普段の生活から離れれば離れるほど『特別な非日常感』を感じることができます。
そこでしか体験できない宿泊体験
非日常感は主にホテルのハード面(立地や設備、内装)によるものでしたが、『体験する』というのはソフト面(サービス)です。
私たちだけのバトラー(執事)が滞在を楽しむよう助けてくれる。ホテル内のどこの施設へ行っても「プーケットのクマ様、今日のご加減はいかがですか?」なんて気にかけてくれる。これはホテルでの滞在をより印象的に、記憶に残るものにしてくれるサービスです。
自分の体験
私はかつての仕事柄、世界中のホテルに泊まりました。その中でも素晴らしいホテルというのはハード面だけでなく、ソフト面でも優れているものだと思います。
建物や内装がどんなに歴史や由緒あるものでも、サービスがそれに追いついていなくては満足な宿泊体験とは言えません。
ヨーロッパにあるホテルで貴族の館を改装した素晴らしいホテルがありました。でもスタッフがちょっとお高くとまっていて、対応した感じが悪く、ホテル全体のイメージとしてよくない体験でした。
逆にアジアのあるホテルでは、街の外れにあるボロボロの建物で部屋は汚れていましたが、スタッフが一生懸命旅行の手伝いをしようとしてくれました。いい体験だったもののまた泊まるかとい聞かれると首をかしげざるを得ません。
ハード面とソフト面がバランスよくあることが重要であり、それが非常に高い位置でバランスが取れているのが高級ホテルのよさなんだと私は考えます。
伝説になるホテルはハード面が優れているのは当たり前。その上で印象や記憶に残るサービスが行き届いているものだと思います。
さて、長い前置きになりましたが、そろそろプーケットを代表する最高級ホテルを紹介したいと思います。
プーケットを代表する最高級ホテル
今回ご紹介するのは以下の3軒です。
- スリパンワ
- トリサラ
- アマンプリ
スリパンワ
スリパンワの場所
スリパンワはプーケットの南東部に位置するパンワ岬の先端に位置しています。
そのため島の北に位置する空港からは約1時間半とやや遠いところにあります。
スリパンワの客室・部屋タイプ
スリパンワの客室は全95部屋、部屋タイプは15タイプもあります。
なんとその全てがプライベートプール付き!
部屋タイプは大きく分けて、プールスイートとプールヴィラに別れています。
プールスイートは一般的なホテルのように大きな建物の中に部屋が複数入っているタイプです。
プールヴィラはその名の通り、各部屋がヴィラ(一軒家)であり、独立しているので完全なプライベート感を楽しむことができます。
可能であればプールスイートではなく、プールヴィラに泊まることでスリパンワの魅力をより一層楽しむことができます。
スリパンワのダイニング
スリパンワにはレストランやバーが10軒も入っています。
95部屋もあり、その多くが2ベッドルーム以上あることから一度に滞在する人数も多いからでしょう。その中で必ず訪れて欲しいのがババネスト。
岬の最も高いところに建設されたルーフトップバーです。周りに遮るものがない高台に位置しているので360度シービューを楽しむことができるプーケットを代表するビューポイントを持ったバーです。
正直、『さすが!』なお値段ですが、サンセットの間、1杯楽しむにはいいかなという感じです。
時期にもよると思いますが、必ず事前に予約しましょう。非常に席数が限られているため、当日飛び込みでは席は取れないと思います。
スリパンワのコンセプトと魅力
スリパンワはビーチから岬の大きな部分を占める40エーカー(東京ドーム3.5個分)の広大な土地に建っています。
海に向いた斜面にヴィラや建物が位置しているため地平線や島々を眺められる絶景を楽しむことができます。
スリパンワの魅力は『絶景+ヴィラ+施設』です。
部屋からはもちろん、ババネストからの眺めも最高です。
広大な敷地にプールやレストラン、スパなどが点在しているので、何泊しても全て敷地内、施設内で完結します。
リゾートでのんびりといっても決して時間を持て余さない。
そんな滞在ができます。
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トリサラ
トリサラの場所
トリサラは空港から約20分程度南に行ったところに位置しています。
ナイトンビーチとラヤンビーチの間のちょっとした岬にあります。このあたりは非常に急勾配な山の合間なので車で向かうとどこへ連れていかれるのか不安になるくらいの山道です。そして突然現れるのがトリサラの入り口です。
トリサラの客室・部屋タイプ
2016年に大規模なリニューアルをおこなったトリサラ。
客室タイプはオーシャンビュープールジュニアスイート。それを連結した(シグネチャー)オーシャンビュープールスイート。
ヴィラタイプはオーシャンビュープールヴィラ、オーシャンフロントプールヴィラと2ベッドルームオーシャンフロントヴィラ。
あとはレジデンシャルヴィラで1ベッドルームから7ベッドルームまであります。
オーシャンビュープールジュニアスイートは一つのヴィラで2部屋取っている形です。やはり人気があるのはヴィラを独り占めできるオーシャンビュープールヴィラです。
位置関係からいうと:
オーシャンフロントヴィラ、2ベッドルームオーシャンフロントヴィラが海の前の1列目。
オーシャンビューヴィラが2列目。
オーシャンビュージュニアスイートとオーシャンビュースイートが3列目に位置しています。
トリサラのダイニング
2017年11月にオープンしたばかりのレストラン『プル』。
自家菜園で採れたオーガニック野菜、放し飼いの鶏の卵、専用の小屋で栽培されたきのこ類などを使います。シェフはバンコクの有名レストランで修行を積んだジム・オーフォストです。
もう一つのダイニング『シーフード』はこれまで数々の賞を受賞してきました。タイ各地の伝統料理を現代風にアレンジした料理が評判です。
さらには自分のヴィラまでシェフを呼んでのバーベキューも可能です。
トリサラのコンセプトと魅力
トリサラの総支配人アンソニー・ラークはこれから紹介するアマンプリで12年間総支配人を務め、数々のアマンホテルの立ち上げに携わった伝説のホテリエです。
そんな彼が理想のリゾートを自分の手で立ち上げたいと作ったのがこのトリサラです。
常に現場にいる彼はお客さんとの交流を通じて、常に新しいサービスを追求しています。最近ではリゾート内にデジタルラウンジを設立。プロのカメラマンがお客さんの旅行を撮影、そして映像やアルバムを作成してくれます。
『進化し続ける伝説のリゾート』といったところでしょうか。
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アマンプリ
アマンプリの場所
アマンプリはスリンビーチの北端にあります。
空港からは約30分ほどのところにあります。
ここの北のバンタオビーチも南にあるスリンビーチも高級ホテルが立ち並ぶ高級エリア。…その先駆けがアマンプリです。アマンプリがここにできたからその周辺が高級エリアになったといっても過言ではありません。
アマンプリの客室・部屋タイプ
客室数は40部屋。それ以外に30棟のヴィラホームと呼ばれるオーナー制のヴィラもあります。
余談ですが、この70部屋に対し、スタッフ数が600人程度。単純計算、一部屋につき8人ちょっといる計算になります!
客室は
- パビリオン
- ガーデンパビリオン
- パーシャルオーシャンビューパビリオン
- オーシャンビューパビリオン
- プレミアムオーシャンパビリオン
ガーデンパビリオンが最も部屋数が多く25室と全体の半数以上を占めています。
残念ながら海を見ることはできません。もし海を望むお部屋を希望される場合、その上のランクの部屋をお選びください。
またヴィラホームは2ベッドルームから7ベッドルームまであります。オーナーが滞在しておらず、空きがあれば宿泊することができます。もし2家族で同じヴィラに宿泊したいということであれば、ホテルまでお問い合わせください。
アマンプリのダイニング
アマンプリのダイニングは3つ。
地元の魚介を使ったイタリアンベースのビーチテラス。
地中海風グリルがウリのビーチクラブ。そして、オイスターやチーズを楽しむことができるラウンジです。
しかしアマンで有名なサービスは『なんでも作ってくれる』ということです。メニューにないものでも要望を伝えれば、スタッフやシェフが可能な限り叶えてくれるのです。
ビーチでバーベキューもヴィラにプライベートシェフを呼ぶことも、およそ想像できることは全て対応してくれる。それがアマンです。
アマンプリのコンセプトと魅力
アマンよアマン。なぜあなたはアマンなの。
リゾートホテル界のレジェンド・オブ・ザ・レジェンド。アマンリゾート。
1988年にエイドリアン・ゼッカがオープンさせて以来、東南アジアを代表するリゾートホテルとして、最先端を走ってきました。今ではアジアンモダンな内装のホテルは珍しくありませんが、その先駆けがこのアマンプリです。
ブラッド・ピットとアンジョリーナ・ジョリーをはじめ世界中のセレブが愛用するアマンの魅力とはなんでしょうか。
アマンジャンキーと呼ばれ、アマンがある地にしか行かない。アマンにしか泊まらないというほど熱狂的なファンが生まれるのはなぜでしょうか。
こればっかりは泊まってみないことにはわかりません。
一生に一度…のつもりが永遠にリピーターになってしまうかもしれません。
アマンプリを予約する
アマンプリは直接予約、もしくは提携している旅行会社からのみ予約可能です。
さいごに
どのホテルも素晴らしい!
でもお高いため、なかなか行くことはできないません。
日常的にはできない贅沢ですが、いつも頑張って生きているご褒美に一度は泊まってみてはいかがでしょうか。
一生忘れられない素晴らしい滞在になること間違いなしです!