映画「インフェルノ」を見る前にこれまでの2作おさらい

f:id:bacchus--dionysos:20161007193413j:plain

映画「インフェルノ」がもうすぐ公開しますね。

インフェルノは「ダヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」につぐロバート・ラングドン教授シリーズの3作目。
これまでの「ダヴィンチ・コード」と「天使と悪魔」を振り返ってみたいと思います。

ロバート・ラングドン教授シリーズ 

原作はダン・ブラウン。

映画では「ダヴィンチ・コード」が2006年に公開「天使と悪魔」が2009年に公開されていますが、原作では「天使と悪魔」が先で「ダヴィンチ・コード」が後の出版です。

なぜこのようなことが起こったかというと「ダヴィンチ・コード」の方が世界的に大ヒット・映画化をされました
そして映画も大ヒットしたので追って「天使と悪魔」を映画化しました。

あまり一般的な形ではないと思うのですが、それに伴って原作と映画では時間の流れが異なっています。原作と映画の設定の違いを発見するのも面白さの一つです!

 

主人公

ロバート・ラングドン教授 (トム・ハンクス) 

f:id:bacchus--dionysos:20161007195725j:plain

コミカルなキャラクターやシリアスなキャラクターまで演じ分ける名優トム・ハンクス。先日別の映画の告知のために来日。その最中に居酒屋で日本のおじさんたちと撮った写真が話題になりましたね。

www.instagram.com

なんという飲み会!トム・ハンクスに一緒に飲めるなら世界中どこへでも行きたいのに…!おっさんたちが羨ましい…!

今回の役、ロバート・ラングドンは大学の教授でありながら、殺人事件を解決するという真面目な役。そのシリアスな役を演出するために天然パーマにストレートパーマをかけているとか。

確かに上の写真を見ていると、いつものトム・ハンクスとは違うような気がしますね。

ロバート・ラングドン教授

ハーヴァード大学の教授。宗教象徴学の専門家です。
45歳独身。ミッキーマウスの時計を愛用しています。
大学のプールをなんども往復するくらい泳ぐことからあだ名は「イルカ」。

毎回、絵画やキリスト教史といった歴史と宗教にまつわる陰謀に巻き込まれ、時には命の危険にさらされますが、恐れず決して諦めない不屈の闘志で真実を明らかにします。

これまで解決してきた事件を紹介しましょう。

『ダヴィンチ・コード』

ダ・ヴィンチ・コード (字幕版)

キリスト教の歴史に迫る問題作。あまりに挑戦的な内容だったためにローマ教会は、イエス・キリストを冒涜しているとボイコットを呼びかけたほど。

あらすじ

世界で最も有名な美術館ルーブル美術館。そこで館長であるジャック・ソニエールの射殺体が発見される。

それはダヴィンチによるウィトルウィウス的人体図を模していた。

f:id:bacchus--dionysos:20161007231542j:plain

その日、ジャック・ソニエールと会う約束をしていたハーバード大学のロバート・ラングドン教授は宗教象徴学の専門家として捜査協力を求められるが、次第に容疑者として疑われていく。

被害者ジャック・ソニエールの孫娘を名乗る暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現れ、ラングドンの身に逮捕が近づいていることを伝える。ジャック・ソニエール死ぬ間際、暗号化したメッセージで彼女に「ロバート・ラングドンに託すのだ」と伝えていた。

警察から逃れるために、様々な謎を解き明かしつつ旧友リー・ティービングの屋敷に匿われる。そこでティービングは、ロバートに事件の背後に聖杯を巡る確執やキリスト本人に関わる謎が関わっていることを伝える。

ロバートとソフィーは警察から逃亡しながら、ダヴィンチが残した数々の謎に挑んでいく。

 

終盤がどんでん返しに次ぐどんでん返し。そして暴かれるキリスト教史に残る最大の謎。これはローマ教会が怒るのも納得の問題作でした。

長い小説を原作に映像化しているので、謎解きが簡潔化されているのが残念な点でしたが、終盤の一気に謎が解かれていくスピード感は映画ならではの爽快感です。

ぜひ原作と映画の両方を楽しんでいただきたいですね。

『天使と悪魔』

天使と悪魔 (字幕版)

 

こちらもキリスト教のタブーに切り込んでいった問題作。
ローマ教皇と原子核という保守の極地と進歩の極地を、素晴らしい塩梅でフュージョンさせた傑作です。

あらすじ 

ローマでは前教皇が亡くなり葬儀が行われている。枢機卿の中から4名が候補者となり、法皇選挙が行われるが、候補者が行方不明になってしまう。

ヴァチカン警察の捜査協力依頼を受けたロバート・ラングドン教授がローマへ呼ばれ、事件の調査を始める。

そんな中、素粒子研究所の研究員が殺害される。一見、関係のなさそうな2つの事件だが、ロバートはそれぞれが関係した事件だと推測。被害者の同僚とともに調査を続ける。

そんな中、次々と行方不明になった教皇候補が殺害されていく。
その殺害は4大元素「風」「土」「火」「水」をモチーフにしていた。

ロバートは謎を解き明かし、犯人を捕まえ、犯行を止めることはできるのだろうか。
そして、ローマ法皇選挙の行方は?

 

1作目で様々な圧力がかかったのでしょう。残念ながら1作目、そして原作ほどの危険な内容は映画にはありませんでした。

原作→映画の順で入ると少し残念なので、まだご覧になっていない方は映画→原作で入るといいと思います。

『インフェルノ』

そして今回の映画、インフェルノに至ります。

f:id:bacchus--dionysos:20161007193413j:plain

今回もまた歴史的絵画に潜んだ謎を解いていくます。

これまでに2作より危機のスケールが格段に大きくなっていて、今回は人類の滅亡の危機をかけた謎解きです。そして、今回はなんとロバート・ラングドンが犯人に襲撃された結果、直前数日間の記憶をなくしてしまいます。

果たしてロバートは人類を危機から救えるのでしょうか。そして、その消えた記憶の謎は。

 

今回もとてもワクワクハラハラさせられますね!

 

予備知識なく映画を見ようと思っている方にはオススメできないのですが、もしダン・ブラウンの小説が気に入った。もっと読んでみたいという方にはKindle版で12冊合作版があります。

Amazon Prime会員で1冊無料という方は、1冊で12冊分手に入れることができるこちらがおすすめです。