海外へゴルフバッグの持って行き方 海外名門ゴルフコース紹介
前回に続いてゴルフ関係。
海外にはいいゴルフコースがいっぱい。素晴らしいコースはできれば自分の慣れたクラブでラウンドしたいですよね。
海外へのゴルフバッグの持って行き方と是非プレイしたい名門コースを紹介します。
ゴルフバッグを海外へ持って行く方法
『飛行機に乗せる』 終わり
なんていう記事じゃなんの役にも立たないので、ちょっと掘り下げてみます。
私がゴルフクラブを持って行くときは、航空会社をしっかり選びます。
自分自身が移動する運賃はとても安いけど、ゴルフクラブを乗せたら結果的に高くついた。
なんていうことがあり得ます。
予め、調べておくと節約できますよ。
しかし、成田発着している航空会社90社。全部のルールを調べるのは大変なのでゴルフクラブを持って行きそうな航空会社を中心に調べてみます。
台湾
近場でご飯も美味しい台湾では多くのゴルフトーナメントが行われています。
あんまり長期休暇は取れないけど、ちょっと旅行がてら海外でゴルフしたい人にオススメです。日本各地から数多くの直行便が就航しています。
その数なんと10社!
全日空、JAL、エバー航空、チャイナエア、キャセイパシフィック、デルタ航空
バニラエア、スクート、タイガーエア台湾、ジェットスター
赤字がレガシーキャリア、青字がLCCです。
それぞれの詳細な違いは別の機会に譲るとして、今回のゴルフバッグの話で限定するとLCCは原則ゴルフバッグ別料金です。
レガシーキャリアは航空会社によって扱いが違うので、レガシーキャリアについて見て行きたいと思います。
全日空とJAL(日本航空):エコノミークラスの場合、受託手荷物(預けられる荷物)が2個。それぞれ23キロまで可能です。片方を旅行用、片方をゴルフバッグにすれば無料で持って行くことができます。
エバー航空、チャイナエア:エコノミークラスの場合、受託手荷物は重量制。30キロまでです。ゴルフバッグフルセットでも10キロ行きませんので、他の荷物を20キロ程度に抑えれば無料で持っていけますね。
キャセイパシフィック:エバー航空やチャイナエアと同様重量制なのですが、最大2個までという制限があるのでその点だけご注意を。
デルタ航空:残念ながら預けられるの荷物は1つ32キロまで。ゴルフバッグを持って行く場合は、ゴルフバッグを預けて着替えなどは手荷物で持って行く必要があります。
フィリピン・セブ島
台湾よりもう少し足を伸ばしてフィリピンのリゾートセブ島へ。
最近は英語学習系ベンチャーのメッカとしても有名になってきましたね。
台湾ほどではありませんが、直行便が1日3本以上就航しています。
フィリピン航空、セブパシフィック、バニラエアです。
先ほどと同じく青字のLCCは割愛。
フィリピン航空:フィリピン航空の受託手荷物制限は少し複雑。エコノミークラスの中にも色々とランクがあります。最も安いバジェットエコノミークラスだと一つだけしか預けられませんが、レギュラーエコノミーですと2個預けられます。
バジェットエコノミーの場合、預け荷物追加が一つ3000円。
その時の差額次第で決められるといいと思います。
タイ・プーケット
プーケットには『アジアで最も難しく最も美しいゴルフコース』と呼ばれるゴルフコースがあります。常夏の楽園でゴルフ楽しんでみませんか。
さて、プーケットへは現在直行便はありません。どこかで乗り換える必要があるのですが、その乗り換えは無限大。
なぜか日本からは飛んでいませんが、アジア中から飛行機が飛んできます。
なので、日本から直行便で行ける空港からならほぼ全て1度乗り換えでプーケットまで来ることができます。
これまたキリがないので、最も一般的なバンコク経由便を調べてみしょう。
成田空港からバンコクまでは成田から1日10便。羽田から6便も出ています。
就航している航空会社は、タイ国際航空、JAL、全日空、エアアジアX、スクートです。
タイ国際航空:エバー航空などと同じくエコノミークラスの場合、受託手荷物は重量制。30キロまでです。ゴルフバッグフルセットでも10キロ行きませんので、他の荷物を20キロ程度に抑えれば無料で持っていけますね。
スコットランド・エジンバラ
全ゴルファー憧れの聖地。セントアンドリュースはスコットランド首都エジンバラ郊外にあります。
エジンバラまでは直行便が飛んでいませんので、乗り継ぎ便になります。
ブリティッシュエアウェイズでロンドン乗り換え
エアフランスでパリ乗り換え
KLMオランダ航空でアムステルダム乗り換え
トルコ航空でイスタンブール乗り換え
ブリティッシュエアウェイズ:エコノミークラスで23キロが2つまでなのでゴルフバッグと旅行用スーツケースが持っていけますね。
エアフランス:本当はエコノミーは一つだけだけど、日本発着限定で23キロ2個まで預けられるそうです。
KLMオランダ航空:こちらは23キロが一つまで。ゴルフバッグを預け、着替えなどは手荷物にしないといけないですね。
KLMってエアフランスに買収されて子会社化したから、同じ経営なんだけどなぁ。
アメリカ・フィラデルフィア
ここには一般人が立ち入ることができない世界ナンバー1のゴルフコースがあります。詳細はあとで紹介します。
もしあなたがこの伝説のコースでプレイができるとしたら、とまでいかなくてもアメリカにゴルフバッグを持って行く参考になれば幸いです。
フィラデルフィアも直行便がありませんので、乗り継ぎ便になります。
しかし、日本から東にはアメリカしかありませんので、先ほどのように他の国を経由してというルートはありません。
日本からアメリカへ就航しているのは、ユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空とJALです。
ユナイテッド航空:預けられるのはスーツケース1個23キロまで。
アメリカン航空:預けられるのはスーツケース2個23キロずつ。
預けられる荷物制限は航空会社によって大きく4パターンに別れました。
- 23キロ1つまで
- 23キロ2つまで
- 30キロまでの重量制
23キロひとつだとゴルフバッグを預け、着替えなどは手荷物にする必要があります。
料金が驚くほど違わない限りは2つ預けられる航空会社の方がいいでしょう。
海外名門ゴルフコースの紹介
今回世界の中からこれらの場所を例として挙げたのはそこに名門ゴルフコースがあるからです。
- 台湾
- フィリピン・セブ島
- タイ・プーケット
- スコットランド・エジンバラ
- アメリカ・フィラデルフィア
そのそれぞれのコースを紹介していきます。
台湾
台湾ゴルフカントリークラブ
かつては『淡水ゴルフカントリークラブ』と呼ばれていましたが、台湾の名を冠するゴルフコースに。
1919年日本統治下で作られた台湾で最も歴史ある名門ゴルフコースです。
1年中、海峡と河口それぞれから風がふき込むため、風向きが安定しない上に、高低差があるコースのため非常に難易度が高いです。
フィリピン・セブ島
セブカントリークラブ
セブ島のみならず、フィリピンを代表する名門コースです。
1928年にオープン。そして1999年にあのゲーリー・プレーヤーが再設計をしたコースです。
なんとセブの市内中心地に位置しています。セブの街ができる前に作ったってことですね。その結果、フェアウェイがやや狭く、難易度も高めです。
タイ・プーケット
ブルーキャニオンカントリークラブ
『アジアで最も難しく、最も美しいゴルフコース』
1991年開業。日本人である加藤嘉一氏がデザインしたゴルフコースです。
これまで紹介した中では最も新しいゴルフコースですが、アジアを代表する名門コースに挙げられます。
この加藤嘉一氏が設計に携わることになった裏には面白い経緯があります。
ここはかつてスズ採掘の鉱山でした。そのスズ鉱山のオーナーの娘に入り婿したのがある日本人商社マンだったのです。
その後、スズ産業が斜陽を迎えた際にゴルフコースへ転身を計ります。その際に依頼したのが、すでに著名であったゴルフコースデザイナーである加藤嘉一氏でした。
加藤氏はその仕事を受け、プーケットに移住。スズ採掘で掘ったところを池にするなど、自然の中の採掘所そのままの姿をなるべく活かすように設計をしました。
タイガーウッズが歴史的な好プレーを披露したことでこのコースとタイガーウッズ共に一躍有名になりました。タイの血をすこし引くタイガーウッズの象徴的なコースといってもいいでしょう。
スコットランド・エジンバラ
セントアンドリュース・オールドコース
名門ゴルフコースを語る上で、外せないのがこのセントアンドリュース。
名門どころの話ではありません。なにせゴルフというスポーツはここから始まったとされているくらいですから。
1552年に作られた世界最古のゴルフコース。『神と自然が創り給うたコース』と称されています。
セントアンドリュースは北海に向いています。その海から吹き付ける風によって、様々な表情を見せます。
いつかプレーしてみたいコースです。
アメリカ・フィラデルフィア
パインバレーゴルフコース
識者によって選ばれる『世界最高のゴルフコース』のトップの座をほぼ毎年キープしているまさに『世界最高のゴルフコース』。
他の名門コースはプロのトーナメントが行われる際にテレビカメラが入り、コースを観ることができますが、このコースはトーナメントを受け付けていません。
じゃあ、実際プレーするしかこのコースを体験することは出来ないのですが、一見さん(ビジター)のみのプレーも受け付けていません。
このコースのメンバーと共に訪れないとプレーができないのです。
そしてそのメンバーは全世界で1300人だけ。
プレーする難易度も最高ってことですね。
世界最高のコースは同時に世界最高難易度のコースとも呼ばれています。いつかプレーしてみたいですが、私では名門コースの箔に傷をつけてしまいそうです。
一般庶民である私はいつかテレビやインターネット動画でのぞくことができることを待っています。
さいごに
もちろん日本にも多くの名門コースがあります。
しかし、この広い世界。全く違ったコンディションの中で、ゴルフをしてみるのもいい経験になり、いい思い出になると思います。
海外でのゴルフコースの予約は日本語が通じるこちらからどうぞ。