1日16万アクセス!!?事例からブログがバズる理由を考察する
バズ体験
初めてブログがバズりました。
『なんでかよくわかんないし、今後またバズるかわからないけど、とりあえずやったー!』でもいいんですが、せっかくの機会なので、なぜバズったのかを掘り下げて考えていたいと思います。
その結果、誰かの役に立てれば幸いです。
今回のバズ
とても真面目な記事。旅行業界にずっといた人間からの視点。 #はてなブログ
— プーケットのくま@ゲストハウスオーナー (@phuket_bear) 2017年3月26日
てるみくらぶ騒動から見る日本式パッケージツアーの終わりの始まり - 夫婦でプーケット移住https://t.co/vUP13kVs2q pic.twitter.com/KjSphVmHl2
このツイート&記事がバズりました。
てるみくらぶが発券できなくなったというニュースが流れたのが3月24日(金)の朝。
だいぶブログをお休みしていたので、リハビリのつもりで経験のある旅行業界について、考えたことを投稿したのが、3月26日(日)。
その瞬間からリツイートが止まらず、拡散。
翌日3月27日(月)朝のテレビ番組で取り上げられたのと社長の記者会見がありさらに加速するも、27日(月)がピークで訪れる人が減り、急激に下降していっています。
27日はツイッターのお知らせで目が覚めました。
PV数
ピークである27日は16万PV。
26日から31日までの総PV31万PVです。
私が見た限りでの瞬間最大風速はこちら。
ツイッター
また元となったツイートはリツイート2700。
インプレッション(見られた数)が55万。
記事へのクリック数が2万8千。
はてブ
はてブは654ブックマークでした。
普段との比較
通常私のブログが1日500PV弱。1ヶ月のPVが約1万から1万5千の間をうろうろしています。そしてはてブはたまについたりつかなかったりというレベルです。
拡散していった時系列
ツイッターに投稿した瞬間に数件リツイートされ、それがどんどん拡散していきました。
初期はツイッターのみからのアクセスでしたが、SmartNewsからのアクセスも発生しました。早速アプリをダウンロードしても記事が見当たらなかったのですが、『トラベル』というカテゴリーを追加したところ、記事が掲載されているのが分かりました。
SmartNewsからのアクセスがなくなるとともにNewsPicksからのアクセスが発生。
記事そのものを取り上げられたわけではなく、てるみくらぶ倒産のニュースに付属しているリツイートにおいて言及され、訪れる人がいたようです。
その他、てるみくらぶ倒産関係をまとめた2chまとめやガールズチャンネルなどからも流入されるようになったタイミングではてブも増加。人気エントリーに取り上げられさらにはてブが加速しました。
この間もずっとツイッターからのアクセスが最も多かったです。
簡単に図解するとこんな感じです。
バズの理由
さて、それでは今回のバズについて考えてみようと思います。
記事がバズる理由を2つに分けて考察してみます。
外的要因と内的要因です。
- 外的要因は、記事が投稿されたタイミングやSNSでの拡散の仕方
- 内的要因は、記事の内容
まずは外的要因から考えてみましょう。
バズる外的要因
結論から言うと、バズは外的要因が9割以上占めると思います。今回はタイミングがよかったのだと思います。
上で時系列についてちょっと書いていますが、もう少しわかりやすく書くと以下の通り。
・てるみくらぶという旅行会社が、突然お客様に航空券を発券できなくて旅立てませんと連絡。
・ツイッターで被害報告が出回るも、会社は週末を理由に一切詳細を発表せず混乱。
・ここで記事を投稿。倒産の推測と旅行業会についてのお話。情報収集しているリテラシーの高い人にリーチ。
・テレビのニュースなどに取り上げられ、多くの人に騒動が知れ渡る。ここで拡散が加速。
記事の投稿が早くても遅くてもこれほど拡散しなかったと思います。
そして、やはり拡散するにはツイッターで取り上げられるのがとても重要なようです。
全くもってツイッター初心者なので、どう掘り下げていいのかわからないので、ここはお手上げします。
バズる内的要因
記事の内容については、自分の記事なのでなんとも言い難いですが、想像するに『何かが起こっているけどよくわからない状態に対して、なにかしらの考察』というのが拡散しやすかったのかなと思います。
時系列で見ると、会社が何ら発表せず、誰も状況がわかっていない段階で記事を投稿しました。
そして嬉しいことに多くの方からわかりやすい記事だったとコメントいただきました。
旅行業に携わっていない人にも読んでもらえるように説明したいなと思っていたのでとても嬉しい限りでした。
バズる理由から考える再現性
さて、ここまで考えたので、同じようなバズが再現できるのか考えてみたいと思います。
最も重要なのはタイミング。
何かが発生し、他のメディアや人よりも早く記事を作成する。
そしてその問題を、多くの人にわかりやすい説明する。
う〜ん。再現できる気がしないぜ。
バズの副産物
多くの人に記事が届くという意味で、ブログ冥利につきるバズですが、決していいことだけではありません。
これまではとても小さなスケールでやっていました。
1日PV500前後で、ブックマークもほとんどつかないし、ツイッターで言及されることもほとんどありませんでした。
良くも悪くもフィードバックがなかったので、好き勝手に書いていました。
しかし、ここまで拡散すると様々なフィードバックが帰ってきます。
ポジティブなものは嬉しいのですが、ネガティブなフィードバックはなかなか厳しいですね。
あくまでも1個人の1意見のつもりだったのですが、ここまで拡散すると情報や推測の正しさまで追求されることになります。本題じゃないところまで追求されます。
拡散して人の目に入ると客観的な記事だと思われる。ような気がします。
ブログを書いている以上、世の中のいろんな人の目に届くということはわかっていたのですが、本当に理解したのは今回の経験のおかげです。
さいごに
ブログがバズるなんて、ツイッターのフォロワーが多い人とか読者が多い人だけのことでしょ。私には関係ないさ。
と思っていても、今回の私みたいに予想外の広がりを見せることがあります。
記事がバズるのがいいことなのか、悪いことなのかは別として、ブログを書いている以上いつ起こってもおかしくないものなんだと今回の経験を通してよく分かりました。
ブログを書いている人はあらかじめ心構えを持っておくといいのかなと思いました。
『大事なのは間合い。そして退かぬ心』
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